京鴨のグリル黒七味添え(すでに数枚試食済み)
黒七味(右)と黒薬味(左)
黒七味に添付されていた、竹製のさじ
黒薬味 10倍拡大画像
黒薬味 60倍拡大画像
黒七味 10倍拡大画像
黒七味 60倍拡大画像1
黒七味 60倍拡大画像2
黒七味を初めて知ったのは何度目かの京都で何度目かの京麹、そこで別注料理として頼んだ「京鴨のグリル黒七味添え」という料理だった。

他に何もつけず、脇に添えてある黒七味を少しだけつけてお食べ下さい...そんな事をお店の人に言われて、それが何なのか判らないまま肉にちょっとつけて食べてみた。

と鼻腔一杯に広がる香ばしくも強烈な香りに圧倒されて、思わず口に出した言葉は...「なんだこれ!めちゃくちゃ美味いよ!!!」
と感嘆符を3つくらい付けて驚きの声を上げてしまった。
その場にいたメンバー全員も感嘆の声を漏らしていた。

黒七味、それが初めての強烈な出会いだった。

その後一同、黒七味の話題でもちきりとなりまして、どうしてもこれが欲しいと意見が一致したので、店員さんが来たときに「何処に行けば売っているの?」と尋ねたのでした。

親切な店員さんは、板場に行って詳しい場所を聞いて教えてくれました。
場所は、なんと祇園の四条花見小路の交差点を四条大橋方向へ曲がった先でした。
よく見れば「原了郭」というビルがありました。
当日は夜で買えず、翌日さっそく買い付けに全員で向かいました。

私が買ったのは、左の写真の右側にある小さな缶入りのものでした。
二つ買ったら、お店の人に「風味は2ヶ月くらいしか保ちませんよ」と言われましたが、冷蔵庫のフリーザーに入れて使うときだけ取り出す方法で半年経過後でも充分風味を保っています。

しかし、常温で竹の七味入れなどに入れておくと、すぐに風味が飛んでしまうようです。

辛みは、バンッ!と来てさっと引くという感じでしょうか...
後味が良い辛みです。
辛過ぎもせず、私の好みには合っています。
むろん、好みは人それぞれなので気に入らない人も居るかもしれませんが...。

中にはビニールの小袋に入った黒七味と左の写真にあるような竹製のさじが入っています。

ニンニクの効いた焼き肉のたれには合わない...と言うか風味が消されて意味がないのですが、素の焼き肉を塩で食べるような時や、揚げ物(フライなど)には絶妙に合います。
みそ汁に入れるのも好きです。
「七味は、ふりかけとちゃうでぇー」と言われながらも、昼食時には友達の持ってきている彼のマイ黒七味を、ガバガバと自分の仕出し弁当のおかずにかけて食べている私です。

ただ、竹製の七味入れは雰囲気抜群なのですが、風味が抜けるのも早い気がします。
さて、上の写真にあった黒七味と隣にあった黒薬味の事ですが、たまたま大原に行ったとき、参道の売店で黒七味と書いた札が貼られていたので買ってきてみたら黒薬味だったという事なのですが、二度目に大原に行ったときによく見てみると、黒七味と書かれた札の横には「黒薬味」と書かれたプレートもありました。
黒い七味だから黒七味...という意味なのでしょう、きっと。

このふたつ、似て非なる物です。

左の写真は黒薬味を10倍に拡大してみた画像です。
割合に粒が粗いのが判ります。
味も、辛い!...これが真っ先に来ます。
風味も青のりの香りが中心になっているような気がしますが、グルメではないので詳しい事は自分で確かめてみてください。
これが黒薬味の60倍拡大写真です。

ここまで拡大すると胡麻やら海苔やらの痕跡が判りますね。
この黒薬味が何に合うのかは未だ判っていません。

この辛みは鷹の爪の辛みのようでした。

※あくまで個人の好みの問題ですので、これが好きという人もいると思います。
その辺は、誤解の無いようお願いします。
こちらが黒七味の10倍拡大写真です。

先の写真よりも粒がはるかに細かいのが判ります。

実際に食感も粒が気にならずに風味だけが全面に出てくる感じです。
わずか数百円の仕出し弁当ですが、そのおかずのフライや安い肉が黒七味をふりかけるだけで食欲を増進させる風味豊かな一品に化けてしまうのは有り難い事です。

こちらは黒七味の60倍拡大画像です。
やはり、細かいですね。

黒七味は一子相伝で、原家の長子だけに製法が伝えられるものだそうで、CSの京都チャンネルで紹介されていた時も、取材のカメラは製造室に入る事ができませんでした。

原了郭という名称は、原 了郭という人が漢方医の山脇東洋に処方してもらった香煎を生業として商い始めてからの店の名称のようです。

お店には、この黒七味以外にも御香煎、青紫蘇香煎他、一味や山椒の粉なども扱っているようです。

変わった物では、らん花漬(春蘭の塩漬け)、桜花漬(八重桜の塩漬け)などもあるようです。

桜の塩漬けは、湯を注していただく、お正月の京都では定番の飲み物ですね。
確か...大晦日の「おけら祭」で「おけら火」を消さずに持ち帰り、その火で沸かしたお湯で桜湯をいただくと一年間無病息災だとかいう話があったとおもいます。

京都に行ったら、一度は騙されたと思って黒七味を一つ買ってみるのも、後々楽しめるお土産になると思います。
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七味屋の七味
七味屋の七味 倍率10倍
七味屋の七味 倍率60倍
黒七味に出会う前に気に入って使っていたのが、左に写真がある「七味屋」の七味です。

これも特徴があって、あまり辛くなく山椒のテイストが強めだという事でしょうか...

振りかけると、青海苔と山椒の香りが鼻腔をくすぐります。
辛いのが苦手という人は、この七味屋の七味が良いかもしれません。
これも風味のよい七味唐辛子です。

この小袋二つで800円〜900円くらいだったと思います。
レシート無くしたので覚えてません。
安い割に印象的なお土産になると思います。

私も、これを土産にもらって気に入り、無くなると京都に行ったついでに購入してきたりしてました。
この小袋一つで、市販の七味唐辛子の小瓶に入れ替えて3回くらいは使えますので、試しに一袋買っても量的な心配は無いと思えます。
七味屋の七味を10倍に拡大してみました。
上の二種類と異なり、青海苔が多い事が見て取れます。
実際、山椒に混じって青海苔の香りも鼻をくすぐってきます。

やはり、麺類に一振りするのが一番良いでしょうか...
黒七味のように揚げ物や浅漬け、吸い物や味噌汁などに振りかけてどうかというのは、好きずきなのでコメントは出来ませんが、味噌汁に入れると風味が増します。
白みその方が良いかなと思いますが、これも好きずきですから...。

やった事は無いのですが(と言うか、自分で買ってきて食べないから)、ウナギの蒲焼きなんかにかけると山椒が効いているので合うかもしれません。

やってみた方は、是非ご一報をお願いします。
七味屋の七味を60倍に拡大してみました。
粒は黒薬味よりは、かなり細かいけれど黒七味よりは僅かに粗いという処でしょうか...


七味屋の七味は京都の大丸の地下食料品売り場で売っていました。
恐らく、他のデパ地下にもあると思います。
京都駅の土産物売り場でも見かけましたので、手に入れるのは苦労しないかと思います。

お店は、清水寺へ行く途中清水坂(茶碗坂ではない)三寧坂(三年坂)へと下る分岐がありますが、その角にあります。
三寧坂(三年坂)へは、七味屋の脇を通って下って行く事になります。

京都らしいお土産というと、つい八つ橋くらいしか思いつきませんが、こんな七味を親しい人には買って帰るのも、ちょっと一見、京都通っぽくて自慢が出来るのではないでしょうか