狂言「萩大名」の一幕
追儺の儀の模様 「準備」
追儺の儀の模様 「陰陽師の祭文」
追儺の儀の模様 「練り歩く方相氏と舎人達」
今年も平安神宮へと行った。
丁度、応天門を入って左側の「額殿」で「奉納狂言」が午後二時まで行われていて、大蔵流の茂山千之丞社中の舞台を見ることが出来た。
演目は「萩大名」
私でさえ名前は聞いたことがある有名な演目である。
もっとも、内容は知らなかったけれど...

「萩大名」
京都に出てきて住んでいる田舎大名が、萩の咲き誇って有名な庭を見物に訪れるが武芸は達者でも田舎者なので作法を知らない。
行けば必ず歌を所望されるだろうと心配した供の太郎冠者が色々と指導するが、この大名さっぱり要領を得ず太郎冠者は着いて行くことに...
案の定、この大名は太郎冠者の心配の甲斐なく失言を繰り返し、太郎冠者は歌の途中で呆れて帰ってしまう。
慌てた大名も帰ろうとするが、庭の主人は歌の最後が聞きたいと帰さない...
困った大名は、うろ覚えだった太郎冠者の教えを勘違いして変な歌を読んでしまい恥をかいて帰って行くというような内容でした。

なかなか面白い、漫才とかコントの原型を見るような気がしましたが、マイクもモニターも無かった時代だからなのか、身振り手振りが大きく、ゆっくりとした動作でした。

二時からは「追儺の儀」(平安神宮の案内には「大儺之儀」と書かれていました)が始まりました。
場所は拝殿である「大極殿」前の「斎場」です。
すでに清められたエリアは縄が張ってあって、その周りには大勢の人達が良い場所を取ろうと集まっていました。
が、しかし、そこは見物席ではないのでいずれ追い出されるのです。
昨年追い出されたので、それを知っているだけにその人達を横目で見て拝殿へ...

拝殿で四神のストラップをセットで購入し、ついでに勾玉の根付けも購入...ああ、見なければ良かった。
知らなければ知らないなりに生きて行けたのに...。
美味しい料理が食べられる程度の対価を支払い、拝殿を後にして左近の桜の脇に陣取る事にした。
区画を示す縄は外側と内側で二重に張られているが、内側はいずれ追い出される事になる。
決して、内側で待機してはいけないのだ。
追い出されたときには、外側の縄の前は人で埋まっているから、結局場所取りの意味は無くなってしまう。

案の定、内側の区画から追い出された人達が我々の後ろに並び始めて、しばらくしてから儀式が始まった。
昨年と同じ段取りで、それぞれが現れるが今年の桃の枝で四方を打つ人は若い人になっていた。
昨年は恥ずかしがって声が裏返ってしまい、失笑をかっていたので別の人になったのかもしれない。

方相氏は同じ人のようで、同じように堂々と歩いてくる。
「鬼やろぉー」と叫ぶ声も同じで、この人は場慣れしているようだ。
儀式の流れは、ムービーでご覧下さい。
ご覧になるには、ウィンドウズのメディアプレイヤーが必要です。
ファイルは7MBを超えているので、ブロードバンド環境でない方は、一旦ファイルを自分のパソコンへダウンロードしてから再生して下さい。
ADSL等の、ブロードバンド環境で有れば、その場で鑑賞できます。

今年は応天門で放たれる葦の矢を拾ってやろうと、昨年飛んできた場所で待ちかまえていたが、矢の勢いが足りずに数m手前に矢が落ちて、殺到した人が奪い合い、矢は折れてしまった。
あなたに福が訪れますように...

本来は、この後三時から行われる豆撒き(鬼が現れる)も見たいところだが、今日は「いもぼう」が待っているので、平安神宮を後にして東山二条バス停から市バスで再び八坂神社へ、向かった。
平安神宮で手に入る、楽しいストラップ
平安神宮で見つけた、四神のストラップと勾玉の根付け

見た瞬間、固まってしまった。
何故、四神がここにあるんだ!
ずるい、欲しいじゃないかぁ...
でも、ひとつ1000円もするじゃないか、ぼったくりやがってぇ...でも欲しいぃぃぃぃぃぃぃ。

しかし、このストラップ欠点があった。
四神は四つ揃って1セットである。
しかるに、このストラップはそれぞれが独立して売られている上に、それぞれの方位の色に合わせた紐の色をしている。
欲しいが、四つも携帯電話にストラップを取り付けるなど、邪魔でしょうがないだろう。
紐は一つ、そして四神がそれぞれ四体付いているストラップがあれば3000円でも買うのだが...
惜しいなあ...

あっ、勾玉だ...プラスチックだけど。
勾玉も欲しいんだよなあ...などと四神に興味のない振りをしつつも横目で四神をチラチラと見てしまう、隠し事の下手な私。

結局、参りましたごめんなさいとばかりに、四つセットで買ってしまいました。
ついでに勾玉まで手に握っていたのは何故でしょうねぇ...。
やはり、京都恐るべし...
京都には魔物が住んでいる。

四神の中では北の玄武が一番意匠が凝っているように思いました。
四神とは、東西南北それぞれの守り神で、北が玄武、南が朱雀、東が青龍、西が白虎となっています。
東西南北それぞれに色が割り当ててあり、五行思想では、中央は黄色なのですが、とりあえず勾玉を置いてみました。