京都御所 春の一般公開と桜の旅
2001/04/13京都御所一般公開と
桜を求めて、今出川通りを西へ

4月13日は京都御所へ行くために有休を取った。
今年は4月11日から15日までの5日間だけが春の公開日程だった。

現在の京都御所と言えば、1300年代応仁の乱後から明治維新で遷都されるまでの間、歴代天皇が住んでいた場所だそうで、わしらごとき貧乏人が入れる場所ではないのだけれど、毎年春と秋に一般公開されるらしい。

さて、二月は深夜発の「ムーンライトながら」で出発し名古屋で乗り換えて京都に着いたのだが、今回もそうしようとJRが発売している乗り換え検索ソフト「JRトラベルナビゲータ」の4月最新時刻表をダウンロードして調べてみた。

しかし無い...「ムーンライトながら」で名古屋乗り換えのルートが出てこない。
何度条件を変えても出てこないので、出発日を14日の土曜日深夜にしてみたら出た???
何故なんだろう?
13日深夜発だと「ムーンライトながら」は岡崎で鈍行に乗り換えとなるルートで京都には9時過ぎの着となるようだ。
でも、14日の土曜日深夜発だと名古屋乗り換えが出てくる。

考えられるのは二つ、いや三つだ。
1,ソフトのバグ
2,金曜日と土曜日ではダイヤの編成が異なる
3,私の条件設定が悪い

3もあり得ない訳ではないが、翌日会社で時刻表を調べるとちゃんと大垣まで行っている。
(この時、名古屋駅に停まる時間までは調べなかった)
ソフトの検索で表示されたルートで実行可能なのは隣町を5時発の各駅停車で二つ先の駅へ行き始発の新幹線に乗る。
(これは、乗り換え7分くらい)
これくらいだった。
さて、朝の5時にどうやって7kmほど離れている隣町の駅へ行けばいいのか?
地元発の電車はない。
それは隣町が始発の電車だったのだ。

結局、始発の駅まで「ムーンライトながら」で行って3時間半ほど時間を潰す事に決めた。
地元の駅には友人が送ってくれた(交換条件は清水坂、本家西尾の八つ橋)。
なんて、良い奴なんだろう(重ねて言うが、交換条件は清水坂、本家西尾の八つ橋のお土産)。
友達は大事にしようね(しつこいが、交換条件は... )

出発当日の深夜、友達(交換条件は...)に乗せてもらって三島駅に着いた。
さっそく切符を買おうと南口の窓口に行ったら、なにやら取り込み中で少し待ってくれと言われたので、コンビニに行って時間を潰して戻ってきたが、まだ待てと言われた。
いったい、何があったのだろう。

やっと、窓口で受け付けてもらえるようになり、念のために「ムーンライトながら」の名古屋での新幹線との連絡を聞いてみるが、今回のオジサンは詳しくないようで、いきなり時刻表を出して...調べてくれるかと思いきや、開いてこちらへ出してくれた。
自分で調べてねと言うことなのねと思ったが、一応見てくれた。
で、一緒に見てみると、ちゃんと大垣まで行っている。
名古屋で新幹線とも連絡可能だと言うので、ソフトの検索バグかなと思い、名古屋まで行くことにしようか少し迷った。

より確実なのは、二つ先の駅で乗り換えて3時間半待って新幹線の始発に乗ることである。
名古屋乗り換えは、一抹の危険性が残っている。
もし、プログラムの検索ミスでなければ新幹線に乗り換えできずに、京都着は10時近くまで遅れる。
京都御所が混む前に入りたいので、危険を冒すべきか否かで悩んだ。
とりあえず切符を京都まで買ってホームに向かった。

ホームの待合室には、なんと二月の節分の時に「ムーンライトながら」を利用した時と変わらない人たちが居た。
この人たちは何をしている人なのだろう。
特に、和服を着た初老のオジサンは何をしているのだろう、こんな時間まで。
仕事仲間(?)なのか、今日はどうだったというような話を小声でしているのが漏れ聞こえる。

待合室の隅では変なオバサンが一心に新聞紙をハサミで細く切っていた。
一時間以上はハサミの音が夜の待合室に響き続ける...これはホラーだ。

やはり、深夜列車は不気味な人が多い。
あの新聞って、何に使うんでしょうか?
いや、...とても聞けませんって。

「ムーンライトながら」は、相変わらず空いていた。
今回は車両の中で一番前の席に座った。
今回も二列独り占めだ(それでもガラガラ)。

途中静岡駅に着くまでは、どうしようかと迷っていたが、やはり外で待つのは辛いので静岡駅に着いたとたんに名古屋まで行くことに、あっさり決めた。
前回と同じように列車は走る...。
岡崎から各駅停車になるのも同じだった。
何故、JRトラベルナビは名古屋乗り換えを検索しなかったのだろう。

その答えは名古屋まであと数駅となった時に判明した。

前回、名古屋着は5時45分くらいで新幹線の6時20分発まで時間があったので駅のホームで「きしめん」を食べても充分間に合った程だった。
今回、6時になっても名古屋に着かなかった(焦った)。
やはり、ダイヤが変わっているらしい。
停まる駅は変わらないようなので、駅に停車する時間が変わったのだろう。
やばいっす、間に合わない鴨ぉーとやきもきしていると、やっと名古屋に着いた。
なんと6時13分過ぎで、新幹線の乗り換えまで5分ほどしかないのだ。

慌てて階段を駆け下り新幹線乗り換え口へ走る。
幸いにも、乗り換え口までは近い...が、一つの障害物が私の前に立ちふさがった。

1人のスーツ姿の男が自動券売機で切符を買っている、その後ろには1人待っている状態なのが目に入った。
窓口では、同じくサラリーマン風の人たちが数人並んでいる。
乗り換え口に自動券売機は一台しか無い、時間は刻一刻と過ぎて行くが、いっこうに彼は切符を購入できないようだ。
自動券売機のボタンを押すのに迷っている、早くしてくれ...
その後ろの人も苛ついているのが判る。
早く・し・て・く・れぇ!

あと3分で新幹線が出てしまう...やっと次の人になった...

は、や、ぐ、じ、て、ぐ、で、ぇぇぇぇ...


次の人は素早かった、私も急いで買い、改札を抜けて階段のエスカレーターを駆け上がる。
もう発車のアナウンスが始まるところだった。
目の前の車両に駆け込む、しばらくしてドアが閉まった。
危なかった...。

始発なので車両は空いていた。
「ムーンライトながら」より、だいぶ狭い座席に座り京都まで眠るつもりだったが、やはり前回と同じく寝付けずに景色を眺めているうちに京都へ着いた。

京都御苑と御所
外苑の桜
桜が鈴生り
京都駅は春と言う事もあり、早朝でも日が出ていて明るかった。

さっそく、駅ビルのコインロッカーに荷物を入れて、カメラと三脚だけ持って歩き出した。
駅ビルを北側に出て地下に降りて地下鉄烏丸線に乗ると丸太町を目指した。
丸太町の京都御所側出口を出ると、そこはもう京都御所の南側(丸太町通り)だった。

後で気が付いたが、出口はもう一駅行って今出川口から降りた方が歩く距離は少なかった。
その時はそんなことも知らずに、御所の南側の入り口まで歩いて御所の周りにある公園である京都御苑へと足を踏み入れた。

※左の写真をクリックすると御所の「建禮門」を見られます。
二月に訪れたときに比べると色彩の彩度が高くなっているのが判る。
やはり春なんだなあと感慨に耽る...暇もなく御所へと急ぐのだった。

なにしろ、TVのニュースで見たときには観光客の大混雑で凄かったから一番に並んで先頭で御所へ入り写真だけさっさと撮ってから、もう一度御所へ入り直してゆっくり見ようと言う魂胆だったのだ。

二月と違って、一般観光客が多いからか警備の車はいかにもといったパトカーではなくて、ミニパトのような軽自動車だった。
入り口は写真正面に見える南側の建禮門ではなくて西側の宜秋門からだというのは調べてあった。
近づいて行くと、桜が満開なのが見えた。

もう、桜は半分諦めていただけに、つい撮影してしまった。
TVでは御所の中にある桜、紫宸殿の前の左近の桜は散ってしまったと言っていたので、桜なんてもう散っているんだろうなと思っていたのだ。これは、その桜のアップ。
鈴生りと言う表現がぴったりなくらい隙間無く桜桜...と桜の花が束になって空間は埋め尽くされていた。

何という品種なのか知らないけれど、色も鮮やかで派手な花だった。
どうも、一般的な桜の表現である、可憐とか儚いとか言うのとは違う感じがしたのだが、気のせいだろうか?

違う表現で言えば、侘び寂を感じられない華やかさとでも言おうか、そんな感じだ。
(侘び寂って何?って質問はしないように!)