インクラインの行き着く先は
関西電力の発電施設
南禅寺への近道トンネルの先を上から見おろす
道の果てにあるものは
蹴上の船溜まりと滑車
インクラインの琵琶湖側船溜まりまで歩いてみる事にする。
この道は何処から来て何処まで行くのだろう、と言う程のことも無いのだが、非常に興味がある。
琵琶湖につながる水路とはどのようなものだろうか?

今も残る線路の上を歩き始める。
左側(南禅寺側)は小さな公園になっているようだ。
左を見ると水路のパイプが見える。
今でも関西電力の発電施設がここには有り、発電が行われているというので、その施設なのだろう。

このパイプの上には柵で仕切られた施設があり、機械的に水路のゴミをすくい取っている様子が見られた。
その施設の隣が公園になっている。
さらに左を見ると、先ほど見かけた南禅寺への近道というトンネルにある先の道路が見えた。
この道を先に進むと南禅寺の入り口脇にある金地院の前を通って南禅寺の前に出るので、みんながここから歩いて行ってしまうと、参道脇にある湯豆腐屋さんたちは商売が成り立たなくなるかも...(んな訳ないか)。

さて、すぐに線路は行き止まりとなった。
柵の向こう側にあるのが蹴上の船溜まりだ。
ここにも台車に乗った船が置いてあり、その左側に大きな滑車が見える。

説明を読むと、この滑車の直径は約3.2m。
この滑車に牽引用のワイヤーを通して片方を台車に、もう片方を動物園の下にあった巻き取り機で引っ張って下から上まで引き上げたということが書いてあった。
奥の水路はすぐに山に掘られたトンネルを通って琵琶湖へとつながっているらしい。
残念ながら、その近くへは発電所の敷地だという事で近づけなかった。
写真の先に見える橋は、平安遷都以前からこの地にある日向神宮という古い神社へとつながる参道だった。

水路の水はかなり速い流速で取水口から取り込まれて発電施設へと流れ込んでいた。
この水が南禅寺の水路閣へと流れてゆくのだろう。