京都の紅葉の名所と言えば何カ所もあるようで、観光名所と言われる場所には桜と紅葉(もみじ)はセットで植えてあるように思える。
それだけで、春と秋に観光客が呼べるのだから植えない手はないのだろうが、桜も紅葉もどこで見たって同じじゃないかと言えば言える。
でも、やっぱり京都の、それも古い寺社仏閣のある風景の中で見る桜や紅葉はひと味違う(...ような気がする)。
出遅れた、今回はいささか出遅れてしまった。
本来は11月の中旬から後半に行く予定だったが、9月の時点で10月−11月にかけてホテルは何処も満室だった。
どこも取れない...絶望的な状況だったのだが、意外にも旅館は空いていた。
それも京都三条である。
先斗町や木屋町通りが目の前のロケーションにもかかわらず一人朝食付きで\8,000円だった。
今回、何処にしようかと迷った。
どの情報も紅葉は終わりかけているという内容だったから。
インターネットの紅葉情報もあてにならないもので、あるページでは盛りと書いてある場所が別のページでは「終わり」とか「盛りを過ぎた」とか書いてあるのだ。
いったい何を信じたら良いのか...
一週間前に行った人が醍醐寺も終わりかけていたと言う話を人づてに聞いて、かなり期待は消えた。
東福寺も行きたかったが、今回は南禅寺から銀閣寺への道、哲学の道を歩いてみることにした。
もう、何度か歩いた哲学の道だが今まで写真を撮っていなかったと言う事もある。
まずは南禅寺から始める事にする。
南禅寺へは京都駅から地下鉄烏丸線にのり烏丸御池で地下鉄東西線に乗り換え蹴上(けあげ)で下車することになる。
何故地下鉄かというと観光シーズンは道路が混んでいてバスの時間があてにならないというだけで他に意味はない。
蹴上(けあげ)と言う地名は、源義経が奥州の藤原氏を頼って京から旅立ったおりに、供の武者の乗る馬がこの地で泥水を跳ね上げて、それが義経にかかり怒った義経によって武者九人が殺されたという故事から付けられた地名だという。
義経は当時16歳、何をイライラしていたのでしょう。
昔話や説話で聞く義経像とは、いささか異なる姿ですね。
何にしても、迷惑なのは供の者であるという事か
ガキを甘やかしちゃいけないね。。
地下鉄蹴上駅を1番出口から出ると南禅寺は目と鼻の先である。
左の地図、南北が逆である(非常に見にくい)。
蹴上の駅からはインクラインに沿って歩くことになる。
地図の下に見えるのは京都動物園である。
京都地下鉄マップ
蹴上駅周辺図
蹴上駅2番出口から南禅寺方向
インクライン跡
蹴上駅の1番出口から出たところが左の写真である。
何故1番出口でなければいけないのかと言うと、私が1番からしか出たことがないからで深い意味はない。
しかし、2番から出ると道路の反対側に出てしまうのは間違いない。
道路の右に見える土手がインクライン跡で、少し先に行くと土手の下をくぐって寺領に抜けられるようだ。
左の写真をクリックすると、そのトンネルが見られます。
しかし、南禅寺の参道を通って中門へと至るには左の道を下って行くのがよろしいようです。
今も残るインクライン跡
ここ(現地)に書いてある解説によると、インクラインは傾斜鉄道の事で明治24年に運転開始された鉄道です。
明治の東京遷都以降、衰退する京都経済復興や運輸効率改善のために琵琶湖から水路を引き京都経由で淀川(大阪)までの水路が造られたとの事(琵琶湖疏水−水不足対策という意味もあったらしい)。
その水を使って発電し電車(台車)を動かしたと書いてある。
その電車(台車)が積んで動かしたものが荷物を積んだ舟で、琵琶湖と大阪の間を行き来する船便は舟ごと鉄道で高低差のある南禅寺の船溜まりと蹴上の船溜まり間を行き来したと言う事です。
今はもう使われず今日の京都を築いた記念碑として保存されているようです。
今、この道は何処まで続いているのでしょう?
いや、どこまで保存されているのでしょうか。
左の写真をクリックすると寄り道のページへと抜けられます。