宵山三日目、15日(月曜日)
大型台風接近のニュースで不安が高まるなか、天気は曇り時々小雨混じりでしたが、風は意外にも吹き荒れる事もなく、時折やや強い風が行き過ぎるという程度でした。

最初に見学したのは、町家の旧家である杉本家。
ここは新町通と西洞院通に挟まれた綾小路通の北側にあります。
京都風の住所表記では綾小路通新町西入となります。
この住所、何かと同じです。
それは、伯牙山の置かれる場所の表記がここなのです。

杉本家は伯牙山の会所となっていて、入り口を入ると両側に伯牙山の装飾品類と人形が飾ってありました。

その奥が元呉服問屋の旧家、杉本家の住居スペースとなるのですが、当日は持ち主の婦人もいらして部屋の調度について説明などしてくれました。

写真でも判るのは、下側の「犬矢来」、右側にある「駒寄」、「切子格子」、「虫籠窓」などが判ります。
中にも坪庭、茶室、古い調度品などがあり、お金持ちの町家とはこういうものなのかという物を見せて頂きました。
各通りをざっと歩いてみましたが、台風を警戒してか、山や鉾の飾り付けは外されてビニールシートがかけられていました。

左の打ち掛けは祇園祭特価で一万円ポッキリでした。
昨年の、祇園祭を特集した雑誌にも同様な打ち掛けが一万円と記載されていましたから、毎年恒例の企画なのかもしれません。

高級な物だけでなく、各通りではリーズナブルな西陣織や丹後ちりめんなどの端布や小物などを売っていました。

こういう物を見るだけでも面白いと思います。
黒主山会所の内部
少し粘って人が居ないところを撮らせてもらいました。
写真を撮った位置の両側では机の上にお祭りグッズを置いて売っていましたので、黒主山の団扇(うちわ)を買ってみました(¥500)。

誰が考えたのか、黒主山のロゴデザインは、なかなか良くできています。
山伏山会所の二階に展示された浄蔵貴所の人形。
平安時代の僧で、数々の逸話があるようです。
法観寺(八坂の塔)の傾きを法力で修正したとか、父親の三好清行が亡くなって一条戻り橋の上を通る時に修業先から駆けつけた浄蔵が神仏に祈って蘇生させたとか(戻り橋の由来)、いわゆる「凄い人」だったとか...

浄蔵は「ジョウゾウ」と読むようですが、仏門に入ると名前を音読みするという事のようなので、本名は「みよしきよくら」と言うのかもしれません。

山伏の本場、大峰山で所行をした時の、入山の姿を写した人形との事です。
旧家「杉本家」
1万円の打ち掛け
黒主山会所内部と「大伴黒主」
山伏山のシンボル「浄蔵貴所」の人形
菊水鉾の紅い提灯
蟷螂山の提灯
菊に水、そのまんまですが形は他の鉾や倭ちょっと違う、菊水鉾の紅い提灯です。

鉾に取り付けてある提灯はこれとは異なり、他の山鉾と同じ駒形提灯です。
蟷螂山も、せっかく組み上げた物を一部取り外してビニールをかけてありました。

蟷螂山のカマキリのデザインは、ちょっと可愛いカマキリです。

祇園祭の日に雨は降らない...と聞いていたのですが、これはちょっと怪しい雲行きと台風の進路です。
翌日は新幹線が止まる前に帰ろうと決めて、この日が最終撮影日になりました。