
デジタル一眼レフカメラを購入し、レンズも購入したり、マクロ撮影用の高輝度白色LED照明装置を自作したりして、機材と呼べる物が増えてくると心配になるのがレンズのカビであるとか、カメラの故障である。
湿度が50%を超えるとカビが繁殖しやすくなるのだとか...
カビの餌となるものは手垢だけではなく自然界にある埃や花粉など様々なものがあり、なんとレンズを浸食するのだと言う。
それは不味いなぁと当然思う訳で、そうなると防湿庫メーカーの思う壺である。
いや、防湿庫で保管した方が良いに決まっている。
...のだが、防湿庫として販売されている物は高価である。
防湿庫と言えば、検索で真っ先に出てくるのは東洋リビングの防湿庫だ。
これは、特殊な乾燥剤を使用して庫内を乾燥させ設定した湿度になると空気の流れを止めて乾燥しすぎにならないようにコントロール(乾燥剤を加熱して水分を庫外へ排気するみたいです)をするのだと説明されていた。
これを購入するという前提で考えると、自分の場合に気になる問題は乾燥剤をどれくらいの期間なのかは判らないが、「定期的に交換する必要がある」という事と、もう一つ機材を庫内に入れて「湿度が安定するまでに5時間ほどかかるの」で開け閉めを頻繁にすると湿度が安定しないという事があるらしい。
逆に利点は、周囲の温度に関わりなく安定して除湿が出来るという事、湿度も設定によって限りなく0%に近いところまで持っていくことが可能だという事である。
しかし、カメラの保管に必要な湿度は40%ー50%の範囲で、過度な除湿はカメラやレンズに使っているゴムなどの素材を劣化させるので湿度を取りすぎるのは問題があるとも言うのだ。
つまり、密閉したケース内にカメラと乾燥剤を一緒にしておくのも、乾燥させ過ぎでメカの部分を劣化させると言う問題があるようです。
そのまま信じちゃうと、もう防湿庫メーカーの防湿庫を買うしかないじゃないですか...
そして防湿庫は防湿庫でも東洋リビング方式と全く異なる方式(乾燥剤を使用しない)を使用して湿度をコントロールするのが、ペルチェ素子を使用して湿度を取り除こうとするトーリ・ハンの防湿庫だ。
これはペルチェ素子を利用して冷却版を冷やすことで結露を発生させて空気中の水分を取り除く方式だ。
エアコンの除湿と同じ原理のようだ(エアコンはガスの圧力で冷やしますが)。
その辺の比較は梅田フォトサービスさんのサイトに詳しく載っているので、ご確認下さい。。
ペルチェ式(熱交換式)の利点は、湿度が安定するのが素早い事、乾燥剤の交換が不要であることだそうです。
問題は、熱交換で水分を取り除くために周囲の温度が低いと結露しないので除湿ができないという事、もっともそんな季節は除湿より加湿が必要なくらいですけどね。
そうなると、除湿方式として私の好みで言えばペルチェ式という事になります。
ペルチェ素子と言えば、一時期パソコンのCPUを冷却するために流行った事もあったような気がします。
そして、ペルチェ式防湿庫制作のために色々調べることになりました。
まずはペルチェ素子を利用した除湿システムってどうやるの?って事からです。
おおまかには、こんなイメージで考えました。

電気の回路設計をできる訳ではないので(たぶん、出来ていたらパーツを買って作っていると思いますが)、概念図のようなものです。
ペルチェ素子に供給する電源の間に湿度によってON/OFFを切り替えられる装置を挟んで、湿度をコントロールします(いや、したいなぁ..)。
そして、湿度コントロール装置とペルチェの間に温度コントロール装置を挟み、ペルチェ素子が動作中に冷えすぎによる凍結を防ぐという考えです。

優先度は、湿度>温度の順になります。
湿度コントロール装置と並列に、もう一つ温度コントロール装置を取り付けて、防湿庫内の温度が下がりすぎたら除湿を一時停止するという仕組みも考えましたが(冷えすぎると、防湿庫外へカメラやレンズを出したときに温度差で結露が発生するのを防止したいなと...)、そこまで冷えるかどうか判らないので、防湿庫内部が冷え過ぎるようなら、後で温度コントロール装置を取り付けることにすれば良いかなと考えて、今回の防湿庫の計画からは外しました。
温度で電源のON/OFFを調節する装置は多々あり、完成品を購入しても3,000円-4,000円程度で手に入りますので、あまり心配は無いようです。
自作のキットなどは、共立エレショップさんのサイトや梅沢電気さんのサイトなどでも手に入ります(検索すれば、かなり見つかります。
キットの性能が判らないので梅沢電気さんに問い合わせてみたところ、UK2006温度スイッチのON/OFFが出来る温度範囲は測定用素子に、LM35DZを使用しているためLM35DZの動作温度範囲である2℃〜100℃程度となっているという返事でした。
ただし、LM35DZを除く回路部分の動作温度は、0〜75℃となっているとの事なので実際には2度〜75度という事ですね。
、
そこまで考えて、ようやく具体的な仕組みを考えました。
当初はペルチェ冷却ユニットを自作するつもりでしたが、パーツショップで手に入るペルチェ素子はむき出しの電子部品であり実際のユニットにするには、結露によるショートを防ぐためにシリコンゴム等で外気から隔離しなければならない事、冷却側の形状を結露しやすく表面積を増やさなければならない事、放熱側の性能が最も大事になるようなので、放熱側の仕組みをどうするかという事、それらを考えると自作はとんでもなく面倒な事になりそうだと結論が出ました。
ペルチェの温度コントローラーキットは、田川アルミさんのサイトで見つけました。
冷却装置から自作しようという方は、利用してみてはどうでしょうか。
電子工作に自信のある方は趣味と実益のPC工房さんのサイトに自作記事がありますので、参考にしては如何でしょう。
価格は判りませんがオーム電機さんで除湿ユニットを販売されているようです。
株式会社フジタカさんでも業務用ですがペルチェユニットを\9,000円で販売しています。
坂口熱電さんで発売してるペルチェユニットが約2万円強ですから、はるかにリーズナブルな価格です。
坂口熱電さんでは、冷却お試しキットとしてスイッチング電源とペルチェユニットのセット販売もしていますが、これは\28,000と別々に購入するよりは安価に設定されていました(どうやらアイシン精機製みたいです)。
ここには温度スイッチも各種在庫してました。
技術者向けのサイトで色々見つかりますが、どうも個人用では無いためにオーバースペックで高価なものとなっているようです。
楽天でも電子通商(株)さんがペルチェユニット各種と温度コントローラーが販売されています。
でも温度コントローラーが¥14,000もします。
ペルチェユニットは¥9,000の物が有りますが、これではユニット合計が¥23,000(消費税込みだと¥24,150)と高額になって自作の意味合いが薄くなってしまいます。
これなら、安価な防湿庫が買えてしまいそうです。
自作するなら、なるべくなら安価に済ませたいのが本音です。
オリジナル要素を加える分は、多少高額になっても仕方ない部分はありますが...
他にも多々ありますので、Googleでペルチェユニットをキーワードにして検索してみてください。

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