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備えあれば憂い無し
2007/08/25-2008/08/26 須走口より、この夏2回目の富士登山
この夏二度目となる富士登山、メンバー決定までの紆余曲折はメニュー「猫的生活」のトップにあるブログの8月24日「10年もたない?」をご覧下さい。
今回のキーワードは「備えあれば憂い無し」かもしれません。
当日は電車バスでの移動となるので、古傷の右膝は家を出る前からテーピングをしてゆきました。
山頂での気温は0度〜7度くらいなので、それに合わせて秋春用の登山用のパンツを晩夏とは言え暑い暑い8月の終わりに履いて出なければならないのは、着替えで荷物を増やしたくないからに他なりません。
帰りに温泉に寄る予定なので着替えは持ちましたが、替えのハーフパンツは迷った末に除外、なんだかんだ詰め込んでいるうちにザックは相当重くなってしまいましたから...
雨具、スパッツ、着替え、インナー用の薄手ダウンジャケット、水500ml、ポカリスエット1リットル、予備電池、ポイズンリムーバーなどの応急用具、ヘッドランプ、タオル、などなど入れているうちに、いつものように重くなってしまったのです。
ザックが約1.5kg、ポカリスエットが1kg、水が0.5kg、これだけで3kgです。
これに追加で前回は持っていかなかったガスバーナーと湯沸かし用具を、山頂でコーンスープを皆に振る舞うべくザックに入れたので7-8kgの荷物になっていたと思われます。
山で暖かい物を口入れる事ってすごく感動するので、自分が受けた感動を味あわせてあげたいなと思ったんです。
でも、背負うとズッシリ...(汗)
御殿場駅には11時頃に到着、前回チェックしてあった駅前のプラージュで頭をカットしてもらい、昼飯を食べ、コンビニでガムテープを購入。
プラージュって売上高日本一を標榜する激安のカットハウスチェーンです。
関東ではQBハウス(カット1,000円)ってのを多く見かけますが、あれよりはかなり普通の床屋さんです。
この店の半径約50m〜100m以内に二件の床屋を見つけましたが厳しいでしょうねー
技術云々で言えば、4,000円かかる三島の行きつけだった床屋さんに敵うところは無いのですが、普通のカットで言えば差なんて判らないと思います。
集合時刻にバラバラと3名が集まり往復チケットを購入、5分後にバスが来て五合目へと出発、夏休み最後の週末とあって道路は激混みです。
事前に無線で道路状況を確認していた運転手は正規のルートではなく裏道抜け道と思われるゴルフ場脇のルートを走って渋滞する地帯を抜け、五合目へと続くふじあざみラインへと入りました。
五合目までは途中の路肩にたくさんの乗用車がびっしりと違法駐車しています。
三度目に須走口から登ろうとした時は、この(駐車場に入れられないで遙か下から荷物を担いで歩いて五合目まで行かなければならない)状況にウンザリしてUターンして戻った事を思い出します。
車で行かないんですか?と事前に聞かれたのですが、そんなに甘いもんじゃありません。
登山帰りのぐったりした状況で誰が運転して帰るんでしょう?、温泉にも寄る日程になっているのに。
知らないから無理は無いのでしょうけど、意識せずとも男に奉仕され慣れている(自分で運転するつもりが無い)からこその発言なのかなーと思ったけど、まあ、この車の列を見れば納得するだろうと思い特に説明をしなかったのですが、やはりあの車の列はインパクトあります。
無事に五合目に到着、下界は暑いくらいに晴れていたのに五合目は霧の中で肌寒いくらいです。
時間は13:30頃、ここで3時間少々高地順応して早めに出発する予定です。
富士急行バスの人の無線を漏れ聞くと吉田口五合目は「ものすごい人出」なのだとか、8合目からは相当の大混雑と渋滞が予想されます。
早めに出発して、渋滞になる前に山頂に到着、寒い中でご来光を待つために、ツェルトと呼ばれる非常用の簡易テントもザックに入れました。
暖かい物を飲めるようにガスバーナーと湯沸かし用具一式も持ってきました。
同行の男性は直前に買い物をして登山靴とヘッドランプを用意したそうです。
ザックもハイキング用のちゃんとした物でした。
オンヨネのレインスーツも持っていましたし、装備に関しては問題なさそうです。
女性二人ですが、ザックは町中で使うような肩からつり下げるタイプのオニギリのようなザックで腰に回すベルトが無いタイプでした。
(車で行かないんですか?と聞いた方の女性は荷物がろくに入らないような小さなものでしたが、もう一人はそれなりに大きな物でした。
重量が肩に掛かるから大変だろうなと思ったのですが、まあ何を持ってくるか用意するかは個人の裁量です。
持ち物に関しても優先度順に色々レクチャーしてあります。
無くても(晴れていれば)なんとかなる事も多いけれど、有ればあっただけ不便だったり苦痛だったりせずに済みますよ、と言う説明もしてあります。
雨が降ると「なんとかならない」のですが、当日の天気予報は晴れ、リスクはだいぶ少ないと思われますが山は山なので断定なんてできません。
怪我と弁当は自分持ちですから、あとは大人の参加者の自由裁量です。
とまあ、長い前置きを書いたのは「実は雨具を持ってこなかった、衣類もパーカーとウィンドブレーカーくらいしか持ってきていない」と五合目の肌寒さにビビった片方の女性が言ったからなんです。
ザックが無いと言うので25リットルの登山用ザックを貸してあったのですが、会社から家に持ち帰らず自前の小さなザックで来ていました。
自前のザックでは荷物が入らないから荷物を減らしたのでしょう、おそらくは。
頂上の気温についても0度から7度くらいで真冬の装備が必要だと優先度の上の方に書いておきましたから、五合目では何もできません。
天気に恵まれるのを祈るのみです。
女性二人に杖も必要だよ、あると楽だよと五合目での杖の購入を全員に勧めたのですが購入する気は無い模様です。
若いから体力有るし、買う気が無いなら苦労するがよかろうとそれ以上の説得はせず、ひたすら高地順応の時間つぶしで周辺をぶらぶらしていると駐車場の草むらに金剛杖が二本捨ててあるのを発見。
持ち主が居るとヤバイよなと30分ほど放置するも誰も現れず、焼き印は山頂分まで押してあるし、下山で疲れ果てて長物の杖を持ち帰る気力も無かったのでしょう、捨てていったのだと判断して拾いました。
買う気は無くても、有れば杖は使う気があるようです。
日常世界とは異なる厳しい世界に出掛けるという意識が希薄なんだなーと思ってしまいました。
富士山に登るとなれば、それなりにネットで検索もかけてみるでしょうし、すぐにトップの方に富士登山専門のサイトも出てきます。
私があれこれ書いた注意書きを読まずとも、そこを読めば色々注意書きを読む事が出来ます。
「甘いなぁー...」
これが実感です。
知らずに出来ないならいざ知らず、知っていてやらないのは自業自得というものです。
(でも、知っているかどうかなんて山には関係なくて、無ければ無いなりの辛さを味わうだけですが)
まあ若いから..(ぉぃ
途中のトラブルと吉田口五合目の人出情報を考えて、途中で休憩を多めに取りつつ山頂で時間調整をすべく16:30に出発することにしました。
新六合目、本六合目までは夕日の射す中を明るいうちに樹林地帯を抜ける事ができました。
男性のFさんと二人で、あえてゆっくり歩きます。
女性二人は自分たちのペースで先に行きます。
山小屋で合流、また別々にスタート、本六合目でヘッドランプを装着するように指示
あと5分程で日の入り時刻ですから、あっと言う間に真っ暗になるはずです。
18:45
七合目を目指して本6合目の山小屋を後にして登り始めました。
約1時間半ほど歩いたあたり、七合目の山小屋まであと少し(30分くらい)というところでFさんの足の筋肉が攣(つ)ったようです。
騙し騙し歩きますがいよいよ歩けなくなりました。
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