
何度か富士山に登っていましたが、自分自身の気力・体力的な問題であったり、同行した人の体調であったり装備不足であったり、様々な理由で想い残す事が多かった富士登山でもありました。
そのために何度も登っているのかもしれません。
初回は高山病を起こした同行者の一人を連れて頂上を(あと数10m)目の前にして下山..
同僚で特に友人でもなんでもありませんが、あそこで見捨てる事はできなかった...
二度目は、快調に山頂まで行ったものの、御来光目前で黒雲に覆われて山頂は霧に包まれ御来光を見られず、装備不足で寒がっている人に頼まれて下山。
お鉢巡りをする計画は次回へと持ち越しになり3回目へ。
3度目の予定日は天気も味方してくれず中止になり、数年後に実現したのが前回の「三度目の富士登山」でした。
これは山頂にたどり着く前に渋滞で御来光を9合目半くらいの場所で見る羽目になり、時間的にお鉢巡りもできず、仲間とはぐれて下山。
このへんは前記事をご覧下さい。
今回は、なんとしてもお鉢巡りの実行と山頂のベストポジションで御来光の撮影、剣が峰最高峰地点へ行く事、が無念を晴らすポイントでした。
それに加えて、深夜行ばかりだったのでどんな処を登っているのか真っ暗闇の中足下しか見えない状況での登山ではなく、昼間の登山道を見てみたいという想いもあって、昼間登山となりました。
左の写真はJR国府津駅、横浜から東海道線でここまで来て御殿場線に乗り換えです。
東海道線は熱海までJR東日本なんですが、御殿場線はJR東海なんです。
従ってSUICAもPASUMOも使えません。
乗る時から切符を購入する必要があります。
西から来る人はJR沼津駅から乗換ですね。
2両編成の電車に揺られて御殿場駅へ到着
会社は午後から有休を取って出掛けてきました。
何故なら逆算すると、そうするしか無いからなんです。
今回は昼間登って山頂で一泊して、余裕を持って御来光を撮影するのが第一目標です。
山小屋へ予約の電話を入れてみると全て満杯、山口屋だけが先着順で予約を受けていないとの返事でした。
この山口屋さん、自宅と山小屋で予約が出来るようになっていましたが山小屋が繋がらず自宅へ電話したらお婆ちゃんが出て、8/10(金)なら予約無しでも大丈夫だよーと言うんですね。
でも不安なので数日後に山小屋の方へ電話したら、予約は受け付けていません先着順です、10日は連休に入るので到着が遅いと泊まれないとの返事(うっそーん)。
14時までに入れば余裕ですよとも言われました。
となると、夜登山の時間で考えると(渋滞もあるが)9時間くらいかかっているから朝5時に出なければなりません。
日の出もその頃なので、明るくはなっているでしょう。
コースを撮影できなければ意味は有りませんし...
でも、昼間は暑さが予想されて想像以上にバテて時間が余分にかかるかもしれません(経験が無いから判らない)。
そこでもう30分くらいは早めに出る事にしました。
高地順応に3時間見て五合目への到着が最低深夜1時半となります。
しかし、そんな時間にバスは動いていないのでタクシーになります。
でも日中で\6,500位のタクシー代が深夜だといくらになるでしょう。
しかもそんな時間に御殿場に着く電車もないし、となれば五合目に泊まった方が安く済みます。
JR御殿場駅前の須走口行きのバス停は3番でした。
富士急バスのホームページには往復券(500円安くなる)は二日間有効と書いてありましたが三日間有効なセット件という物を売っていました。
片道1,500円が往復2,000円で済みます。

これが宿泊室です。
山小屋の泊まりは未経験ですが、書籍などで知る限りもっと酷い物だと覚悟はしていましたが、これなら団体旅行の大部屋並じゃありませんか。
河口湖口登山道の山小屋は従来の一人半畳程度の就寝スペースを改善したなんて事がニュースになるくらいだから、山小屋には期待して居なかったんですが、これは嬉しい誤算でした。
山小屋で街の旅館並のサービスと料金を求めるのは間違っていますけど、そういう一般人が多い富士山ならではの改善なのでしょう。
ある意味、富士山は観光地ですし...
早出なので早々に寝ることにしますが、外の外人(米兵)さん達が宴会を始めてうるさくて寝られません。
結局、彼らが出発する夜9時頃まで騒々しかった。
同じ部屋には他に男性が一人居ました。
出発の時に音がすると迷惑だなと思って何時に出ますか?と聞いてみると、なんと私と同じように頂上の予約が取れずに先着順だから3:00に起きて4:00頃に出発するのだと言うことが判りました。
なんでもフリーのナレーターとかDJをしていて(声がすごく良い)スケジュールの空いた時は日本中を放浪していて、今回は徒歩で横浜から丹沢を巡って一合目から登ってきたのだと言う話に驚かされました。
彼は40代なのですが、とてもそうは見えません。
四国でお遍路さんをした話とか、色んな処へ行った話を楽しく聞かせてくれました。
時間があれば、もっと話を聞きたかったのですがお互いに朝早いので早々に灯りを消して寝ることにしました。


右の衝立の向こう側にも布団が敷いてあって、何かなと思っていたら夜中に数名到着したようで、何か話し声がしました。
出発は我々の方が早かったのですが、それ以外に宿泊客は無く、やはりホームページの予約システムが...以下略
トイレは(山小屋なのに)水洗式でした。
無論 風呂は無し、朝3時に起床して身支度を整える頃には同室のフリーDJさんは下のお店に降りていました。
私も膝のテーピングなどの身支度を終えて階下に降りてお茶をもらい、オニギリを受け取って朝4:00出発することにしました。

夕食は18:00からでした。
宿泊客専用のメニューだそうで、一般のお客さんがこれを欲しいと頼んでいましたがダメでした。
ご飯はお代わり自由で、おでん、スキヤキ、しらすとキュウリの和え物、ナスと山菜の天ぷら、何豆なのか判らないけど豆を茹でたものにマヨネーズ、お新香、みそ汁でした。
ご飯のお代わりが半強制的で(そこまででは無い)満腹を通り越してお腹が苦しくなりました。
しかも、西瓜のデザートまで付いていました。


菊屋さんの店頭
奥が食堂となっています。
ここでチェックインして奥の部屋に荷物を置きます。
夕食と朝食のオニギリ込みで6,600円でした。
素泊まりならもっと安いのですが、はやり夕食はちゃんと食べたいので二食付きにして、オニギリは昼食にする事にしました。
夕食の時点で、宿泊客は私以外に男性1名、女性1名、家族連れが3名、合計で私を入れて5名は、隣の東富士山荘の満室と比べて少なすぎます。
やはり予約システムが...

2件山小屋が並んでいますが手前が菊屋さん、ここに泊まります。
奥が東富士山荘さん、ここは満室でした。
菊屋さんは電話がなかなか通じず、予約もホームページでできるので送信したのですが返事が無く、1週間程経過したので念のために普通のメールで送信してみたら即電話が掛かってきました。
もしかすると、菊屋さんのホームページの予約システム故障してるのかもしれませんね。
何しろ、宿泊室はかなり空いてましたから。
毎回富士登山には外国の方と関西の方が多いのですが(目立つだけか?)右側のテーブルには米軍基地の方らしき団体さんが大勢で夜を待っていました。



何故三日間なのかは二泊するから三日かかるんです。
バスに揺られているうちに18:21須走口五合目に到着しました。
12:00に仕事を終えて、自宅へ戻り2時には自宅を出て国府津駅から御殿場線に乗り換えたのが15:30頃、御殿場到着が16:36、タイトなスケジュールでした。
前日に荷造りを終えては居ましたが、何かと不安があるもので自宅に戻った僅かな時間で再点検、出がけに帽子を忘れたのに気づいて出戻ってなんとか電車には間に合いましたが、こんなスケジュールで動きたくはありません。
まだ10日は平日という事もあってか、夕方だからなのか人影はまばらです。
夜出発の人達はまだ車の中で待機してるのかもしれません。

外のベンチ、外人さん達以外はまだお客さんが少ないようです。
泊まらずに一晩ここで明かすという手も考えましたが、それも辛すぎます。
最終のバスで16:30に着いて翌朝4:00までここに居るなんてのも天気次第で出来ない事もないでしょうけど、軟弱なんで泊まりで正解としておきます。
予約が取れなければそれも可能性としては考えましたが、まあ取れて良かったって事です。